前回、星座の観察アプリのレビューをしました。その後、何回か星座の観察をしたのでその時のことをまとめました。
住宅街で街灯もあるので自宅の近くは星の観察には向かないと思っていたのですが、いくつかポイントをおさえることでかなりたくさんの星を見ることができました。
久しぶりに夜空を見上げて子供と星を観察するのはなかなか心地良かったです。
・首都圏のJRの駅から徒歩10分くらいの住宅街
・近くにスーパーがあり道路には街灯が並んでいる
・周辺には10~15階建てのマンションがいくつかある
・少し広い公園がある(公園の中は一定間隔で街灯がある)
首都圏や都市部としてはよくある環境だと思います。そこそこ明るいので正直、星空の観察が楽しくできるとはまったく思っていませんでした。
公園の中でなるべく街灯から遠いところを探して観察を始めました。
この状態でもオリオン座やシリウスが見えましたが、1等星・2等星の明るい星が数個見えるくらいでした。
普段はあまり気にしていなかったのですが、周りが明るいといっても公園は室内よりずっと暗いということを実感しました。
星空の観察では「目を慣らすことが大切」とよく言われますが、これは本当に大切なポイントだと思いますし、都市部でも重要でした。
5分くらい夜空を見上げているとだんだん見える星の数が増えるので楽しくなります。
(ほんとは30分くらい必要らしいのですが、寒さもあってそこまでは待てませんでしたが。)
また、目を慣らすときに一工夫したのですが、これがかなり効果的だったので紹介します。
材料はダイソーで買った色画用紙(黒)だけです。
1.色画用紙を細長く半分に切る
2.街灯やマンション、月の光が目に入らないように色画用紙でガードする
3.5分以上、なるべく光を見ないようにリラックスして星空を観察する
色画用紙でなくても光を遮ることができれば良いので、星座早見表や記録用に持っていたノートなども使えます。
私はこれで見える星の数が倍増(もっとかも?)しました。
星や星座の観察が目的の場合、月の光が弱い新月や三日月の日を狙うのもよさそうです。
観察した日は満月だったので、双眼鏡を用意したところ結構盛り上がりました。
私が用意した双眼鏡は望遠鏡メーカーである株式会社ビクセンのジョイフルH6×18という倍率6倍の双眼鏡です。
ビクセンは望遠鏡も双眼鏡も高性能なものから入門用まで幅広く作っていますが、一番安い価格帯です。(3000円以下で買えました。)
本格的な夜空の観察とはいきませんが、月の観察をほとんどしたことがない子供や私にとっては十分楽しい経験になりましたし、星の観察も雰囲気を味わう程度はできました。
低倍率の双眼鏡はスポーツ・コンサート・ハイキングなど色々な場面で使えますので、持っていない場合は6~10倍くらいの双眼鏡がおすすめです。
ちょっとした工夫と双眼鏡でなかなか楽しい星座の観察ができました。
前回紹介したアプリも大活躍で、アナログ・デジタルの組み合わせも新鮮でした。