• ITの教室 – インターネットやスマホのこと

はだかの王様という童話があります。自分の周りに反対意見を言ってくれる人がいないために、自分がはだかであることに気付かない王様の話です。そこから、「反対意見や批判をきちんと聞きましょう。」「自分が間違っているかもしれないと振り返りましょう。」という話です。

私は、このブログに書いているように「ネット・スマホ・タブレット・パソコン・教育・勉強・プログラミング」について普段から調べたり考えたりしています。

そうすると、
・学校でタブレットやパソコンを使った授業が盛り上がってる!
・どんどんプログラミングの授業が始まってる!
・子供向けのプログラミングやロボットの教室もたくさん!
という感想を持つことが多いのですが、はだかの王様になっている状態かもしれません。

私が見たり聞いたりしているのは「積極的に取り組んでいる人たちの情報」だけを集めたもので、全体から見ると特別なことだったりします。ものすごく注意していないと、自分で集めた情報に自分がだまされてしまうのです。

今回は自分のためにも、はだかの王様になりやすいポイントをまとめてみました。

 

【違う意見を検索するのは難しい】

インターネットにはいろいろな立場や考え方の人がそれぞれの意見を書いています。自分と違う意見もたくさんあるのですが、これを検索するのはかなり難しいです。

こんな感じで、自分に都合の悪い内容が書いてあるページはそもそも検索キーワードに入らないので引っかかりにくくなります。

 

【似たような仲間が同じ意見で話し合う】

Twitter(ツイッター)・Instagram(インスタグラム)・Facebook(フェイスブック)などアプリやサービスでは色々な人とつながることができますが、
・仲の良い友達
・同じ趣味の人
・同じ意見の人
とつながることがほとんどです。
そうすると、自分が好きで楽しいことについての情報はどんどん入ってきます。なので、世の中には自分と同じ意見や趣味の人がたくさんいるように感じますが、異なる意見や趣味を持った人もそれぞれグループを作って情報をやり取りしています。

これらのアプリやサービスは、同じ趣味や意見の人と交流したり、おもしろいと思うネタや役に立つ情報を共有するためのものです。なので自分にとって気持ちいい内容、楽しい内容が多くなることは当たり前だったりします。

自分にとって都合の良い情報が集まりやすいアプリやサービスだということを普段から気を付けて使うことが大切だと思います。

実際は2人より多いかもしれませんが、こんな感じで「みんな同じ意見だー」「これ流行ってる!」と思っても、あなたと近い友達の中だけの事かもしれません。

 

【ひっくり返すとインターネットの長所です】

マイナーな情報もインターネットで検索すれば見つかることがありますし、身近に同じ趣味の人がいなくてもTwitter(ツイッター)・Instagram(インスタグラム)・Facebook(フェイスブック)などでは、その趣味で盛り上がっているグループがあります。
これらはインターネットの長所で、インターネットがなかったころは簡単に見つけることはできませんでした。
とても便利になったなぁと思います。

 

【まとめ】

人間には自分が知らないこと・経験がないことを小さく評価するくせがあります。自分自身、本当にその通りだなと感じることが何回もありました。「はだかの王様になりやすい」ことを十分注意してインターネットを使っていこうと思います。