• ITの教室 – インターネットやスマホのこと

DeNA(ディエヌエー)という会社がネットにうその記事やパクリ記事をたくさん公開していたことがわかって大問題になっています。
2016年12月1日~7日の間に、健康や病気をテーマにしたWELQ(ウェルク)や暮らしや住宅をテーマにしたiemo(イエモ)など10のサイトが閉鎖されています。
他にもサイバーエージェント・リクルート・KDDIの子会社などの有名企業が運営しているサイトでもたくさんの記事を確認のために非公開にするなど、大きな影響が出ています。

 

【何が問題だったの?】

特に大きな問題になったのは、健康や病気についての記事をたくさん公開していたWELQ(ウェルク)というサイトです。
健康や病気という、読者にとって重大なテーマのサイトに間違った情報が公開されていてました。
また、ほかの人の記事や写真をコピーして作られたパクリ記事も問題になりました。

【なんでうその記事やパクリ記事が公開されたの?】

インターネットで記事を読むことができるサイトをインターネットメディアと呼びます。
色々なテーマのインターネットメディアがあって、役に立つものから面白いものまでたくさんの情報がまとめられています。

DeNAが運営していた10のサイトはインターネットメディアの中でも大手有名サイトでした。
記事の数が多いこと・文章が長いこと・検索キーワードが含まれていることなど、検索サイト(Googleなど)で上位にヒットするための工夫がされていました。

DeNAでは毎日100を超える記事を追加していたとニュースで書かれていました。
とにかく数を増やすために、正しいかどうか確認しないままの記事やほかの人の記事や写真をパクった記事もどんどん公開していたようです。

 

【なんで検索結果の上位をねらうの?】

ずばり運営会社(DeNAなど)がもうかります。

検索結果で上位にヒットすると目立つので、多くの人が読んでくれます。
多くの人が読んでくれる(内容を読まなくてもページを表示すれば良い)と記事の横や下に広告が表示されます。
広告を何回も表示することで、広告を出した企業からお金をもらうことができます。

 

【誰が記事を書いたの?】

記事を書く人をライターと呼びます。また、どんなテーマの記事を書くか考えたり、内容が正しいかチェックする人を編集者と呼びます。
新聞や雑誌に書かれている記事はプロのライターが書いて、プロの編集者がチェックした記事ですが、今回問題になった記事は、ネットで募集したアルバイトのライターが書いたものが多かったようです。

きちんと書かれた記事もあったと思いますが、あまり詳しくない人がネットで集めた情報をコピペしたり組み合わせたりして書いた記事がたくさんあったということです。

 

【私たちが気を付けること】

インターネットメディアに限らず、テレビ・雑誌・本なども同じですが、記事を読むときは次のような点に気を付けると良いと思います。

○気軽に読む記事

例えば、ファッション・グルメ・お笑いなどは気軽に読むことが多いでしょう。
芸能・スポーツニュースは大げさに書かれていたり、明らかにネタだったりする場合もあります。
気軽に読むジャンルは、明らかに悪質なサイトでなければ読者としては気にせず読んで良いと思います。

○真剣に読む記事

一方で、医学・科学技術・住宅・保険などは真剣に読むことが多い内容だと思います。
こちらは誰が書いた文章かはっきりしているものをおススメします。ライター・作者の経歴も細かく書いてある(調べられる)ので判断材料が多くなります。
重要なテーマの場合、出所がはっきりしている複数の情報を比べると良いと思います。

 

【広告が多いサイトは要注意!】

今回問題になったDeNAのサイトはとてもきれいに作られていたので、専門家やライター以外の人が気づくことはなかなか難しいと思います。
ですが、やたら広告が多いサイトや明らかにパクリとわかるサイトなど悪質なものは気づける場合もあると思います。
「おもしろ動画」「感動する話」「芸能裏ニュース」のように興味を引くテーマになっていることも多いのでコツがわかるとだんだん見分けがつくと思います。
このようなサイトの記事は「いいね」「シェア」「リツイート」などで広げないようにしてください。

 

【まとめ】

きびしいルールになると、せっかくのインターネットがきゅうくつなものになってしまいます。
今回のように同じ業界で仕事をしている人たちが問題を解決していくことを自浄作用といいますが、自浄作用がきちんと働くようにライター・編集者・企業、そして読者がうそやパクリを許さないことが大切だと思います。


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